歯科口腔外科
dental-oral-surgery口腔外科は歯科の診療科のひとつです。お口の中や顎、顔面周囲の外科的な処置に対応し、主に親知らずの抜歯、顎関節症などの治療をおこないます。
親知らずや顎 こんな悩みはありませんか?
✓親知らずが痛い。
✓親知らずが斜めに生えている。
✓口を大きく開くことができない。
✓顎を動かすと痛みがある。
口腔外科とは
口腔外科でおこなう代表的な治療は、親知らずの抜歯です。でも、「親知らずの抜歯は、口腔外科を専門としていない一般歯科でもできるのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
口腔外科では、複雑に生えていたり、埋伏していたりする親知らずや抜くのに特殊な機材が必要なケースなど、さまざまな親知らずの抜歯に対応します。
親知らずの抜歯
親知らずは最後に生えてくる(18~20歳くらい)歯のため、顎のスペースが足りなくなり、骨の中に埋まったまま出てこなかったり(埋伏歯)、横や斜めに生えてきたりすることが多くなります。
また、親知らずは一番奥にあるため歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすい特徴を持っています。親知らずの周囲が腫れて炎症を起こしたり、親知らずが半分しか出てこないために汚れがたまってしまったりして虫歯や歯周病になることもあります。
親知らずの抜歯は、普通の抜歯に比べてむずかしく、歯科医師の経験が必要です。当院では患者様のご負担をできるだけ少なくするよう、短時間で、痛みなく親知らずの抜歯を行うように心がけています。
親知らずの抜歯までの流れ
STEP1親知らずの状態の把握
親知らずを含め、お口の中の状況を検査し、抜歯における難易度を診断、治療方針を決めます。
STEP2抜歯方法のご説明
親知らずの状態により抜歯の方法は異なるので、抜歯前にしっかりと抜歯方法をご説明します。
STEP3抜歯の準備
抜歯前にしっかりとお口の中を検査し、汚れがたまっている場合はクリーニングしてから抜歯をおこないます。
STEP4抜歯
できる限り痛みや不快感がないよう、迅速、ていねいに抜歯をします。
顎関節症の治療
「口を開けると関節が痛む」「カクカク音がする」「口を開けづらい」などの症状があったら、顎関節症の疑いがあります。
顎関節症の原因は、歯ぎしり、食いしばり、悪い歯並びやかみ合わせ、ストレス、外傷など。また、頬づえや片側の歯だけでかむ、猫背などの生活習慣やクセから起こる場合もあります。
顎関節症の主な治療には、次のようなものがあります。
薬物療法
顎の痛みを薬で抑えます。
理学療法
電気を流したり、マッサージをしたりして、顎周辺の筋肉の緊張を改善します。
運動療法(リハビリ)
ずれてしまった関節円板を元に戻すような運動をおこなったり、顎の周囲の筋肉のストレッチをおこなったりします。
スプリント療法
マウスピースのようなものを装着して顎関節をリラックスさせ、関節がスムーズに動くように促します。
【Q&A】口腔外科よくある質問
Q 親知らずは抜かないといけないですか?
A 親知らずは必ずしも抜かないといけないわけではありません。痛みや腫れがなく、親知らずが正常に生えている場合には抜歯の必要はありません。しかし、親知らずが虫歯や歯周病になっていたり、歯並びに悪影響を及ぼしていたりする場合は抜歯をおすすめします。まずは当院にお気軽にご相談ください。
Q 親知らずの抜歯は痛いですよね? 痛みや腫れが心配です。
A 抜歯後の腫れは、体の刺激に対する正常な反応です。抜歯後2日程度でおさまってきます。抜歯後の痛みは通常1~3日ほど続くことが多いようですが、痛みの感じ方には個人差があり、「それほど痛くなかった」とおっしゃる方もいます。痛み止めの処方もいたしますので、ご安心ください。
Q かみ合わせが悪いと顎関節症になりますか?
A 顎関節症の病因はかみ合わせだけでなく、歯ぎしり、食いしばり、歯並びの悪さ、ストレス、外傷。さらには頬づえや片噛み、猫背などの日常の癖など、多岐にわたります。もし、かみ合わせに違和感を覚えていらっしゃるのでしたら、口腔外科を受診されるのをおすすめします。
何かご質問やお困りのことがありましたら、当院スタッフまでお気軽にご相談ください。
まとめ
親知らずで悩んでいらっしゃる方は多いと思います。痛みや腫れがあったら、怖がらずに歯科医院で受診をしましょう。口腔外科を掲げている歯科医院は親知らずの抜歯に高い技術を持っています。