咬合治療
occlusion-adjustmentかみ合わせが悪いとよくかめなかったりしてストレスが溜まります。さらに、かみ合わせの不良はお口の健康だけでなく、肩こりや頭痛の要因になるなど、全身の健康にまで影響を与える可能性があります。
かみ合わせが悪く、ちゃんとかめない。
✓歯を治療してから不調が続いている。
✓食事以外のときでも、上下の歯がくっついている。
咬合治療とは
咬合治療とは、かみ合わせのズレを治す治療です。
かみ合わせのズレは、うまくかめなくなったり、顎関節症などを引き起こしたりします。さらに、肩こりや偏頭痛、腰痛、内臓疾患など、かみ合わせのズレのよる全身への影響は想像以上に大きいです。
そうしたかみ合わせのズレを治す咬合治療にはさまざまな治療方法があり、患者様のかみ合わせの状態や症状に合わせて治療方法を選択し、正しいかみ合わせへと導きます。
不正咬合で起こるトラブル
虫歯
不正咬合により歯みがきがしづらくなり、歯垢(プラーク)や歯石がたまりやすくなるため、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯ができやすくなります。
歯ぎしりや食いしばり
不正咬合によって顎関節に負担がかかり、歯ぎしりや食いしばりを引き起こすことがあります。歯ぎしりや食いしばりは、歯のすり減りを早めたり、顎関節症の一因になったりします。
顎関節症
不正咬合により、あごの負担に左右差が出たり、筋肉の緊張が強くなったりして、顎関節症を招くことがあります。
頭痛や肩こり
不正咬合は、お口の中だけでなく、顎、首、肩、腰などへも影響し、頭痛や肩こり、腰痛などを引き起こすことがあります。
かみ合わせが悪くなる原因
もともと正しいかみ合わせでも、生活習慣や環境の変化、加齢によってかみ合わせが悪くなることがあります。かみ合わせが悪くなる主な原因は以下の通りです。
・歯ぎしり、うつぶせ寝、頬杖をつくなどの癖。
・左右一方で食べ物をかんだり、荷物を持ったり、
かたよった力がかかる習慣。
・虫歯や歯周病などによる歯の喪失。
・けがによる損傷、歯の位置のズレ。
・歯の摩耗や詰め物の欠損によって歯の形状が変わった。
・歯科治療で高さの合わないかぶせ物や入れ歯などが入った。
・加齢による変化。
・歯科治療により、歯の高さが合わなくなった。
具体的な治療方法
生活習慣のチェック・改善
日常の習慣や癖による偏った力の加わりや舌・口唇の過度な緊張の緩和、口呼吸の改善などをアドバイスします。
スプリント療法
「スプリント」と呼ばれる取りはずし式のマウスピースを使用して、かみ合わせのズレを解消します。
上下の歯型をとってマウスピースを作製し、常時装着して少しずつ歯を正しい位置に誘導します。
リシェイピング
かみ合わせのバランスの調整です。歯に加わる力の分散をおこないます。
【Q&A】咬合治療よくある質問
Q 咬合治療にはどれくらいの期間がかかりますか?
A 個人差があり、一概にはいえません。1~2回で終わる方もいれば、1年以上かかる場合もあります。特に顎のズレがある方は、治療期間が長くなります。
Q 咬合治療は保険が適用されますか?
A 口を開けると音がする、顎が痛い、口が開けづらいなどの具体的な症状があれば、保険が適用されます。ただ、治療時に使用するかぶせ物の種類によっては保険適用外になる場合があります。
Q 慢性的に頭痛がするのですが、咬合治療で治りますか?
A かみ合わせの不良は、肩こり、偏頭痛、腰痛、内臓疾患など、さまざまな不調の原因になります。慢性的な頭痛が咬合治療でよくなるとはいい切れませんが、治る可能性もあります。まずは歯科医院での相談されることをおすすめします。
まとめ
かみ合わせのズレはうまくかめないというだけでなく、肩こり、頭痛、腰痛、内臓疾患などの原因にもなります。かみ合わせの不具合を軽く考えず、歯科医院で治療を受けましょう。
何かご質問やお困りのことがありましたら、当院スタッフまでお気軽にご相談ください。