歯科用語集 -タ行
terminology-04タ
第一小臼歯(だいいちしょうきゅうし)
前から4番目に生えている永久歯のこと。
第一大臼歯(だいいちだいきゅうし)
6歳前後で生えるため6歳臼歯ともいわれる。前から数えて6番目の永久歯のこと。
対合歯(たいごうし)
かみ合う相手の歯のこと。
第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)
前から8番目の永久歯。一般的には「親知らず」と呼ばれるもの。
唾液検査(だえきけんさ)
虫歯や歯周病の原因を科学的に分析する検査のこと。味のないガムを5分程度噛んで唾液を出して検査する。
サリバテストともいう。
第二小臼歯(だいにしょうきゅうし)
前から5番目の永久歯のこと。
第二大臼歯(だいにだいきゅうし)
前から7番目の永久歯のこと。
打診痛(だしんつう)
歯を軽くコンコンと叩いた時(打診時)に響くような痛みのこと。
唾石症(だせきしょう)
唾液腺内にリン酸石灰、炭酸石灰などの石灰が石を作り唾液が出る管を塞いでしまう疾患のこと。
脱灰(だっかい)
口の中の酸が歯のエナメル質を溶かし出し、初期虫歯の状態になること。
タッピング
歯ぎしりのひとつ。睡眠中などにカチカチと上下の歯を噛み合わせること。
ストレスやクセなどが原因とされる。
ダイレクトボンディング
審美歯科で行われる白い歯をつくり出すための方法のひとつ。
レジン(プラスチック)とセラミックを混ぜ合わせたハイブリットセラミックという素材をお口の中で直接盛りつけていく治療法のこと。欠けた歯の修復や変色した歯の色を自然に整える際に用いられる。
断髄法(だんずいほう)
乳歯の虫歯が神経にまで達したときに行う治療方法。
チ
チェックバイト
上あごと下あごの歯列位置を咬合器上で再現するために、上下顎間の位置を記録すること。
知覚過敏
虫歯でもないのに熱い飲み物や冷たい飲み物で歯がしみたり、歯をみがく時にしみたりするなどの症状があること。
歯ぐきが痩せて歯根部分が露出したり、エナメル質が薄くなったりするとが原因で起こる。
智歯(ちし)
親知らずのこと。
智歯周囲炎(ちししゅういえん)
正常に生えてこなかった親知らずとその周囲の歯肉との隙間に汚れや細菌が溜まり、炎症が起きている状態のこと。
中心結節
歯の形態異常で、歯の噛み合わせ部分の真ん中に飛び出る突起のこと。
着色(ちゃくしょく)
歯の表面に色がつくこと(色素沈着)。お茶やコーヒー、ワインなどがその原因となる。
中切歯(ちゅうせっし)
真ん中の前歯2本のこと。
中心咬合位(ちゅうしんこうごうい)
上下の歯が咬み合わさる位置のこと。
超音波スケーラー
音波の微振動で歯石を粉砕して除去する器械のこと。
超音波歯ブラシ
超音波発生装置が歯ブラシのヘッド部に搭載され、その振動によって歯の汚れなどを落とす。
歯と細菌のつながりを弱め、細菌の連鎖を破壊し、歯垢も破壊すると言われている。超音波は振動数が2万Hz以上となり、人の耳では聞き取れない。
ツ
追補(ついほ)
義歯やインプラントなどが欠損し、追加で補修すること。
詰め物
虫歯の治療後、穴を埋めて歯を修復させるために用いられるもの。詰め物には、金属や樹脂、セラミックなどがある。
テ
テック
前歯の治療中などに、補綴物が入るまでの間つけておく仮の歯のこと。
デンタルフロス
歯間の歯垢や食べかすを落とすための細い糸のこと。
デンタルIQ
虫歯などの歯の病気や予防に対する認識度や理解度を表す言葉。
デンチャー
入れ歯のこと。フルデンチャーは総入れ歯、パーシャルデンチャーは部分入れ歯を指す。
デンタルX線
小型のフィルムを口の中に入れて、2~3本の歯の細かな撮影をするレントゲンのこと。
天然歯
天然に生えている歯のこと。人工歯と区別する意味でそう呼ばれる。
ト
動揺
歯がぐらぐらと動くこと。
透過像
X線写真で黒く見える部分のこと。
トゥースポジショナー
矯正治療で行われる、マウスピースのような形の可撤式装置の一種。
トゥース・ブラッシング・インストラクション
歯科衛生士による正しいブラッシング(歯磨き)指導のこと。
ドライソケット
抜歯時に出血が少なすぎて血餅(けっぺい)ができず、骨がむき出しになった状態のことを指す。
抜歯後2~3日後に症状が現れ、激しい痛みを伴うこともある。
ドライマウス
唾液の分泌量が低下し、口の中が乾燥する病気のこと。
ドリル
歯を削る治療機器のこと。ドリルの変わりにレーザーを使用する場合もある。