歯科用語集 -マ行
terminology-07マ
マウスピース矯正
ワイヤーやブラケットを使用せず、自分で取りはずすことができる透明なマウスピースを用いて歯を動かす矯正法。
毎日20時間以上(種類により異なる)の装着が必要で、定期的に形の異なる新しいマウスピースに交換して歯を移動させる。マウスピースは透明で薄いので目立ちにくのがメリット。
マイクロスコープ
手術用顕微鏡のこと。
歯科治療では細かい作業が多くマイクロスコープを応用し、裸眼では確認しにくい場所を見て細かな原因を正確に把握し、治療を行う。
埋伏歯
歯が生える時期を過ぎても歯が骨の中や歯肉の下に埋まっている歯。
歯が骨のなかに完全に埋まっているものを「完全埋伏歯」、歯の一部が見えているものを「半埋伏歯」または「不完全埋伏歯」という。埋伏歯のなかで最も多いのが第三大臼歯、いわゆる親知らず。
埋伏歯があると手前の歯が圧迫されて痛みを感じたり、歯並びが悪くなったりすることがある。
マニキュア
歯を簡単に白くするホワイトニング法のことで、歯に塗布して使うもの。
摩耗症
歯質が摩耗してしまう症状のこと。過度のブラッシングや悪いかみ合せ、歯ぎしり、食いしばりなどが原因になる。
マルチブラケット法
歯に接着させたブラケットにワイヤーを通し、歯列を動かして歯並びを整えていく治療法。
現在の歯列矯正で多く使用されるベーシックな方法。マルチブラケット法で使用するブラケットは、金属製、セラミック製、プラスチック製など、さまざまな素材のものがある。
マルチリンガルブラケット法
裏側矯正のこと。歯の裏側に装置をつけて治療をする方法。1970年代に世界に先駆けて日本で開発された治療法。
現在はすべての症例に適応可能。
丸ワイヤー
断面が円状となっているアーチワイヤー。治療の初期段階で使用されることが多い。
ミ
味覚障害
食べ物の味がわからない、本来の味と違うように感じるなど、味覚の反応が正常に働かなくなった状態。
栄養不足や舌炎などの舌の病気などが原因となる。
醜いアヒルの子の時期
上顎の前歯が生えたばかりで、すき間が空いている時期のこと。ugly duckling stageという。
隣の歯が生えてくると自然と閉鎖することが多いが、問題がないかの判断はむずかしいので歯科医師へ相談することが望ましい。
ミニマムインターべンション
最小限治療のこと。なるべく削らず、神経を取らず、抜かずに、長期的に良好な状態を維持することができる材料を使用し治療を行うこと。
ミュータンス菌
食物に含まれる糖質を分解して、グルカン(多糖類)と呼ばれる、ねばねばした物質を作る虫歯の原因となる細菌のこと。
人間の口腔内に存在する虫歯の原因菌の一種。
ミラノール
虫歯予防のために使われるフッ素洗口剤のこと。
虫歯や歯周病の予防に使われ、デンタルリンス、マウスウォッシュなどとも呼ばれる。
ム
無痛治療
恐怖心や緊張感をのぞき、極力刺激を与えないようにする治療方法。
麻酔注射や笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法などといった方法がある。全身麻酔を利用する方法もある。
虫歯
歯の硬い組織が口腔内の細菌より溶解して破壊されること。また、破壊された歯のこと。
虫歯菌
主にミュータンス菌のこと。
メ
メタルコア
何らかの理由で歯が欠損し、そのままではかぶせ物をかぶせられない場合に、人工の土台(コア)で欠損した部分をメタルで補うことをいう。
メタルの材質は、一般的には金銀パラジュームを使用することが多い。
メタルフリー
口の中の治療で金属を使わない治療のこと。
メタルプレート
金属床のこと。
メタルボンド
強度を増すためにセラミックの内側に金属を焼き付けてある保険適用外のかぶせ物のこと。
モ
模型
印象に石膏を流して作った歯型のこと。
門歯
中央にある前歯のこと。切歯ともいう。